Connorの現在(いま)

 Connorファンであれば、今Connorはどうしているのか、音楽は続けているのか、bacは本当にもう活動しないのかなどなど、知りたいことがたくさんあると思います。
 私ももちろんその「知りたい」一人ですので、Connorについての情報がないか、かなりネットで探しました。なかなかネット上で情報を見つけるのは難しかったのですが、色々と画策する中で、レコード会社に問い合わせたところ、Connorのお父様Simonさんよりコメントをいただくことができました。Simonさんにはその後何度かConnorの情報をいただいていますので、日付順に紹介したいと思います。

 最初に2007年7月現在のSimonさんのコメントです。

 
Connor is doing very well - he lives in North London, sharing a nice apartment with some good friends. He is not involved with music, at all, at the present time; the last Japanese Boys Air Choir concert was in Dec. 2004 and since then - for financial reasons - the choir has not sung anywhere.

 ConnorはNorth Londonに友達と住んでいて、もう音楽には携わっていないこと、bacは2004年12月の日本公演が、財政上の理由で最後の活動となったことがわかりました。
 Connorが元気にしていることがわかったのは嬉しいのですが、やはり音楽をもう続けていないのは残念です。Connorほどの才能があっても、音楽を職業として続けるのは難しかったのでしょう。でも、そうわかってはいても、やっぱり寂しいですね。きっと学生時代は続けていたのだと思いますが・・・。
 また、Connorはexcitingな仕事と新しい友人との、今までとはまったく違う生活を楽しんでいるようです。特に仕事には力を入れていて、仕事を成功させることにかなり集中しているとのこと。自分の音楽に対して完璧主義だったConnorですから、仕事にのめり込むのもわかる気がします。それに、まだ若いうちにできるだけ多くお金を稼いでおきたいとも思っているようです。Simonさんいわく、それは最近の若者が考えることと同じだとか。
 Simonさんは父親としてもちろん、少しの間でもいいからConnorに今すぐにでも音楽の道に戻ってほしいようですが、Connorは仕事が面白い時期のようで、なかなか難しいと思われます。私ももちろんConnorに音楽を続けてほしいと願っていますが、小さい頃からずっと音楽漬けだったConnorにとって、音楽とはまるで違う新しい世界に興味をもち、それを楽しみたいという気持ちもよくわかるので、複雑な気持ちです。

 また、bacについても、今後もう活動はないだろうと薄々わかってはいましたが、完全にもう活動しないと声明が出たわけではないので一縷の望みを持っていた者としては、はっきりともう活動がないことがわかってちょっとショックでしたね。望みを完全に絶たれてしまって。
 コンサートではかなり熱狂的ファンもいたようですが、経済的な面ではあまり良いとは言えなかったんですね。こうとわかって、ますますConnorやbacの現役時代に出会えなかったことが悔やまれます。

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 次に、2009年7月現在のSimonさんからの情報です。

 Connorは現在ロンドンで働いており、金融サービス部門の仕事をしています。職業は「a trader in sports-betting events」と言って、日本ではあまり馴染みがありませんが、日本語に訳するとスポーツ賭博トレーダー(予想士)と言いましょうか。日本で合法的な賭博の予想士と言うとせいぜい競馬や競輪、競艇くらいだと思いますが、イギリスではスポーツ賭博がかなり盛んで、競馬やサッカーはもちろん、テニスやクリケットなどあらゆるスポーツ試合の勝敗にお金を賭ける人がたくさんいるのだそうです。もちろんそれらの賭博は合法化されており、Connorも政府の機関にきちんと登録しているそうです。ちなみに彼の勤める会社は、オンラインで幅広くスポーツ賭博を扱っているようです。
 スポーツ賭博トレーダーは、スポーツの試合の勝敗や引き分けのオッズ(倍率)を予想する仕事で、自分たちの利益を織り込んだオッズを一般客に提示して賭けさせ、莫大な利益を得るのだそうです。Connorの専門はテニス、ラグビー、クリケットとダーツだそうです。スポーツを観戦するのもプレイするのも大好きなConnorにとって、この職業は素晴らしいものであり、彼自身テニスとゴルフの腕はかなりのものだそうです。
 Connorは若いうちにたくさんお金を稼いでおきたいと思っており、しかも大好きなスポーツにいつも接していられるということでこの仕事を選んだのだと思いますが、やはり相当ハードな仕事だそうです。予想には大変な神経を使いますし、仕事があるときはほとんど寝る暇もないくらい忙しいそうです。クリケットなんかは何日間も試合が続くことがあるそうですし、前日夜遅くまで試合を観戦したと思ったら次の日は早朝に出かけなければならないなど、かなり時間が不規則のようです。そのかわり1週間ほどのまとまった休暇もあり、その休暇を利用して旅行に出かけリフレッシュしているようです。彼は今26歳ですが、この仕事を続けるのは30歳くらいまでと考えているようです。

 さて、Connorは今でもピアノの練習を続けており、彼の家には電子ピアノ(YAMAHA!)を置いていて、自分自身の趣味や息抜きのためによく演奏しているそうです。本当は本物のピアノを置きたかったそうですが、スペースの関係で無理だったので本物のピアノ鍵盤のタッチに近い電子ピアノを選んだそうです。ピアノは今でも続けていますが、クラリネットとサックスはもう演奏していないのだとか。
 彼は2004年以来、専門的に歌を歌っていませんが、仕事のスケジュールに余裕が出てきたら、歌に戻る良いチャンスだと考えているようです。ぜひ戻ってほしいですね。
 ちなみに今のConnorの身長は190cmで、「楽園にて」の時よりさらに背が伸びたようです。

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 そして次は、2009年12月現在の情報です。

 Connorは今まで勤めていた会社を辞めて独立し、いわゆるフリーランスとして働いているそうです。そのため現在は自分の家で仕事をしているそうですが、同じくスポーツ賭博予想士の友人2人とともに、とてもきれいで立派なヴィクトリア調の家に住んでいるのだとか。その家の最上階の部屋が仕事部屋となっており、何とパソコン6台、テレビが5台あって、同時に異なるスポーツの試合を見たり情報を仕入れているのだそうです。Connor自身、たくさんの情報を集めて分析するといったことが好きみたいです。
 それからこれはびっくりしたのですが…詳しくは聞き取れなかったのですが(汗)、近く行われるイギリス議会議員の非公式なクリスマスパーティーに25組(35組だったかな…?)の演奏家が招待され、クリスマスにちなんだ演奏を披露するのだそうですが、何とConnorがそれにバリトンとして参加するとのことです。メンバーはConnorの妹Elizabethがソプラノ、彼らの友人がアルト、Connorの弟Patrickがテノール、そしてConnorがバリトンで四部合唱をするのだそうです。非公式とはいえそんなすごい場で歌うのですから、やはりConnorの歌声は人並み以上ということでしょう。それにしても、Burrowes兄弟そろい踏みの豪華なメンバーですね!!
 


 ※Simonさんのコメントについての無断コピーや転載はお断りさせていただきます。



 

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